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プチウケ古事記・・・黄泉の国 

プチウケ古事記・・・黄泉の国

プチウケ古事記・・・黄泉の国

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プチウケ古事記・・・八岐大蛇(やまたのおろち)



天界を追放となったスサノヲノミコトは現在の出雲の国、斐伊河(ひのかわ)の上流にある鳥髪(とりかみ)に降りてきました。



川沿いに歩いていたスサノヲノミコトは、上流から(はし)が流れてくるのを見つけ、



『箸だ・・・ということは、この上流に人が住んでいるということだな・・・』



暫く歩みを進めると三人の人影を見つけ、スサノヲノミコトが声をかけました。


するとどうでしょう、その三人は怯えるように驚き、泣いているではありませんか。(°°;))

老夫婦とその娘らしき者にスサノヲノミコトは問いかけます。

『そなた達は何故、泣いているのだ・・・。』

『はい、実は八岐大蛇(やまたのおろち)が最後に残った我らの娘、櫛名田比売(くしなだひめ)を喰いにやって来るからです。』 (T_T)

『ヤマタノ・・・オロチ・・・?』

『巨大な首が八つもあるCGで創ったような大蛇(おろち)です。』(笑)


娘も泣きながらに答えました。

『私たち夫婦には八人の娘がいたのですが、毎年一人づつオロチに食べられて、残るはこの子だけになってしまい、皆で泣いておったのです。』

いやぁ〜 実に説明の上手い老夫婦ですな・・・(^^;)

『なんということだ!オロチが人間を喰らうとは!しかもこんなに美人で若い娘をいただくとは羨ましい!!
                          いや、怪しからん!! Σ(▼□▼メ)』

スサノヲ様・・・ちょっと勘違いかもよ・・・(^^;

『はい、まるでヒモのようなヘビでして・・・』

あれ、老夫婦まで・・・(^^;

『そなたはオレが助けてやるぞ! クシナダヒメ! それにしても美人だ・・・でへ(^^)』

『あの・・・私は足名椎命(あしなづちのみこと)で、こっちは妻の手名椎命(てなづちのみこと)です。』


なんとその老夫婦は大山津見神(おおやまつみのかみ)の子でした。

『ところでお若い方・・・あなた様のお名前は?』

『オレはスサノヲノミコト。 アマテラスオホミカミの弟だよ。』


                シェ〜(°°;))。。オロオロッ。。・・((; °°)


『それはそれは誠に尊い御身分でいらっしゃる!当方に不足は御座いませぬ!』

『どうぞ娘を嫁に貰ってください! もってけドロボー! \(>o<)/ 』

『ド、ドロボーって、オレはまだ何も言ってないし! (^^;』

それからどうした?(°°)   戦術中だよ!  (;¬_¬)

スサノヲノミコトはアシナヅチノミコトに、大きな(かめ)を八つ用意するように指示をして、さらに強烈に強い酒を用意するようにも伝えました。



強い酒ということで、娘の命が係った老夫婦も必死で、八度も絞った強烈な酒を用意しました。



そしてスサノヲノミコトは竹で大きな垣根(かきね)(めぐ)らせ、八つの門を造って、八つの酒樽(さかだる)を並べました。


                 (°°;)。。わっせわっせ。。"((;°°)



すっかり準備が出来た頃、雷電は鳴り、風が音を成してきました。

『スサノヲ様・・・これを・・・』

(くし)?』

『はい、これを私だと思ってどうぞお側に・・・(>v<)』



クシナダヒメから櫛を受け取ったスサノヲノミコトは髪に挿しました。



その頃、風の音とは違うザワザワと気味の悪い音が近づいて来ました。


                 (°°;)。。うろうろ。。"((;°°)



ヤマタノオロチはホオズキのように真っ赤な目を光らせて、辺りを見回していましたが、クシナダヒメの姿が見当たらないので、八つの口から気味の悪いうなり声をあげだしました。



オロチは八つの頭と八つの尻尾を持ち、胴体には松の木が生えていたり、(こけ)が生えたりもしてとても不気味でした。



何度もうなり声をあげる度の呼吸の際に、プ〜ンと辺りに漂う酒の匂いに気が付き、酒に気をとられるに至りました。



探すと垣根の中の八つの門の中にあるではないか。(笑)



八つの門があるにも拘わらず、八つの頭は我先(われさき)にと門の取り合いをして、それぞれ門に辿り着くとガバガバ呑み始め、挙げ句の果てには グデン グデン に酔っぱらってしまいました。



そこへ 今だ! とばかりにスサノヲノミコトが登場して、腰の十拳剣(とつかのつるぎ)を抜いて電光石火の如く、次々とオロチの頭を切り落としていきました。



酔っぱらっていたのでスサノヲノミコトは難無く討ち果たしましたが、まだ安心できないと、胴体を斬り始めました。



その時、尻尾が鋭い動きでスサノヲノミコトを攻撃して来ました。



(つるぎ)でその尻尾を受けると、なんと剣がかけてしまったのです。(^^;



跳ね上がり、尚も攻撃を続けて来る尻尾を避けたスサノヲノミコトは、次々と尻尾を切り倒してゆき、問題の尻尾を刃こぼれした剣で尻尾を地面に串刺しにしました。



息絶えたオロチから剣を抜き、剣に打撃を与えた尻尾の辺りを切り取ると、なんとその中から巨大な剣が出てきました。



あまりにも珍しい剣なので、高天原のアマテラスオホミカミに報告し、献上することにしました。



この出てきた剣が三種の神器の一つである、草薙の剣(くさなぎのみつるぎ)です。

この剣は愛知県名古屋市の熱田神宮に祀られています。


・・・もう一つの神器は伊勢神宮に銅鏡(八咫鏡(やたのかがみ))が祀られています。


そして最後の一つの神器は皇宮中に、剣、鏡の模造品とともに、宮中に保管祀られています。


その祀られている神器は八坂瓊勾玉(やさかにのまがたま)です。

この勾玉は削って作られたものでは無く、最初からその形をしていた自然という神が作り出したものと伝えられています。


三種神器について一回目触れたぞぉ〜(^^)

戦いが終わり、髪から櫛を抜くと、なんと櫛からクスナダヒメに変化しました。



クシナダヒメは櫛の化身だったのです。。。"((;°°) おわっ!



二人は少々イチャイチャしたかも知れません。(笑)



アシナヅチノミコトとテナヅチノミコトもクシナダヒメに駆け寄り、抱き合って喜びました。



その後、スサノヲノミコトは、妻となるクシナダヒメとその両親を共に連れて、出雲は須賀(すが)の国へやってきました。

『ここは スガスガ しい・・・(笑)新居はここに建てよう・・・。』



・・・という訳で、この地は須賀になり、建てた神殿は『須賀の宮』と呼ぶようになったそうです。



宮殿建設の際、八重の雲がわきおこる出雲にスサノヲノミコトが和歌を詠んだといいます。



        八雲立(やぐもた)出雲八重垣(いずもやえがき)  妻籠(つまご)みにその八重垣を



妻籠みにとは・・・妻を隠すという意味で、スサノヲノミコトは妻を誰にも見せたくないほどに溺愛したことを伺えます。



やがて二人には第一子が授かり、八島士奴美神(やしまじぬみのかみ)が生まれました。



またややこしい事に、スサノヲノミコトは足名椎神(あしなづちのかみ)の父神である、大山津見神(おほやまつみのかみ)の神の娘神大市比売(かむおほいちひめ)とも結婚して、 (^^;

こちらには、 大年神(おほとしのかみ)と、

宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)という二人の子をもうけました。 (((^^;

クシナダヒメとの子のヤシマジヌミノカミは、その祖父であるオホヤマツミノカミのもう一人の娘、木花知流比売命(このはなちるひめのみこと)と結婚。 ( ̄∀ ̄;)


つまり、もう一人の奥さんのお祖父さんの娘と結婚したのですが、 

雪州から煙り出そう・・・ヽ(  ̄д ̄;)ノ オテアゲ


だから少し省略・・・(笑)      
(;¬_¬)

そしてそれから数えて六代目の子孫が、大国主神(おおくにぬしのかみ)です。

さぁ〜!有名なオアマタノオロチの次は、


オオクヌヌシノカミの登場です。


キョロ ((( ̄ー ̄ )(  ̄ー ̄))) キョロ


オロチと同様に有名な、因幡(いなば)素兎(しろうさぎ)だよ (*^o^)/\(^-^*)

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